環境 Environment
循環型社会への対応
品質保証制度
「お客様第一」「品質本位」を経営理念とする当社では、お客様からいただく品質への信頼は企業への信頼につながり、「信用」こそが企業の存続の重要な基盤のひとつと考えています。1992年に、当社衣料事業において品質・サービスに責任を持つことをお約束する「品質保証制度」を導入し、現在、ダイドーフォワード ニューヨーカーディビジョンにて本制度は承継されています。お客様のご要望やご不満を積極的に集め、商品やサービスに対するお申し出に真摯に耳を傾けることで、お客様満足と品質の向上に取り組んでいます。
お客様相談窓口
品質保証制度の導入とともに、衣料事業グループ内において「品質相談室」(現在は「ダイドーフォワード お客様相談」、「ブルックス ブラザーズ カスタマーサービス」)を開設し、商品やサービスに対するお客様からのお申し出やお問合せ、修理依頼の対応を行っています。当社商品を末永く安心してご愛用いただくために、お客様からお寄せいただいた大切な情報に加え、店頭からの声も収集整理・分析を行い、より一層お客様にご満足いただける商品開発と事故品の再発、未然防止に努めています。
TQM活動と品質情報展
当社ダイドーエンゲージメント・サステナビリティ推進室は、ダイドーフォワードお客様相談と共同で、お客様からご指摘のあった商品等を調査・検証し、改善と未然防止につなげる活動「Total Quality Management=総合品質管理(通称TQM)」を行っています。創業時から培ってきた自家工場による毛織物・衣料品の製造技術ノウハウを活かし、小売業としてだけでなく、製品づくりの視点で品質の向上に取り組んでいます。
検証された製品と調査内容は、1994年から開催している「品質情報展」にて従業員や取引先を対象に情報を公開しています。これは、従業員が品質向上に対する意識を高め、企画・生産・販売それぞれの役割の中で事故品の再発・未然防止に活かし、お客様満足に寄与することを目的にしています。また、同情報展ではお客様から寄せられた商品や接客サービスへの「お褒め」の声を記したハガキや封書も展示し、従業員の士気向上につなげています。
エコネットワーク
限りある資源を大切に使い、地球環境を守り次世代へとつなげることは、私たち世代に課せられた義務であり、責任です。
当社は、1998年に日本毛織株式会社、ダイトウボウ株式会社と共同でウールリサイクルシステム「エコネットワーク」を構築いたしました。これは、各流通段階で回収された繊維製品をごみとして処理するのではなく、資源の有効活用に役立てる取り組みです。ウール100%およびウール混紡素材の衣料品を回収対象に、それらをリサイクルし、主に自動車内装材などの産業資材として再利用しています。
現在、50社を超える商社、アパレルメーカー、衣料品小売り企業が本活動に賛同し、活動しています。エコネットワークによるこれまでの累計回収実績は約4,000tにおよびます。
当社グループ会社のブルックス ブラザーズ ジャパンは本活動に賛同し、エコネットワークを通じてウール製サンプル品を有効活用することで、環境保全に努めています。(回収実績(2025年7月~2026年6月現在):213.4kg)
各グループ会社の取り組み
衣料事業を行う各グループ会社では、地球環境に配慮した製品づくりやリサイクル活動を推進し、製品を販売するだけでなく、販売後の製品にも責任を持ち、循環型社会に向けた取り組みを行っています。
ダイドーフォワード ニューヨーカーディビジョンでは、お客様参加型イベント「サステナ月間」や、お客様と当社従業員が着られなくなった自社製品を必要な方へつなぐリユース事業を行っています。
ブルックス ブラザーズ ジャパンでは、倉庫や店舗で発生するハンガーカバーや商品包装用ビニール袋などの廃プラスチックを回収・再生する資源循環プラットフォーム「CicroMate/サイクロメイト」に参画し、マテリアルリサイクルに協力しています。また、お客様が着られなくなった自社製品を回収し、株式会社JEPLANが運営するBRING™を通じて、衣料品の原料にリサイクルしています。さらに、生産過程で発生した不良品は廃棄せずに良品化し、2026年度の良品化率は70%です。
海洋生物の保全
生分解性フリース「Biopile/バイオパイル」の開発
ポンテトルトでは、水質汚染を引き起こす原因となる洗濯時に発生する衣服の微細粒子に着目し、「Biopile/バイオパイル」素材を開発いたしました。フリース生地の裏側に生分解性の素材を使用、表側にはリサイクルポリエステルを採用し、より環境に配慮した素材開発を行うことで、環境問題の解決に取り組んでいます。「Biopile/バイオパイル」は、2017年に開催されたドイツの機能素材展示会においてパフォーマンス賞を受賞いたしました。
気候変動への対応
各グループ会社の取り組み
ダイドーフォワード ダイナシティディビジョンでは、クリーンエネルギーやEVステーションの設置などにより、温室効果ガスの排出低減に努めています。
ブルックス ブラザーズ ジャパンでは、全国にある店舗の約85%の照明をLED化し、引き続き100%の切り替えを目指します。
ポンテトルトでは、電気および機械設備などの電気エネルギーの効率化と二酸化炭素排出の低減に向け、白熱灯や蛍光灯よりも寿命が長いLED化をすすめています。これらは、電球の製造により排出される二酸化炭素と、交換によって生じる廃棄物の削減につなげています。